2022年1月29日(日)「保護者のためのコンクールセミナー」を開催しました。
バレエのコンクールとはどんなものなのか、費用はどのくらいかかるのか、などの基本的なことから、日本のバレエコンクール事情、コンクールの種類、コンクールに参加することで得られるメリット、ちょっとした裏話などをお話しいたしました。
コンクールに関する考え方はそれぞれのお教室によってさまざまだと思いますが、コンクールとは、うまく向き合うことで自分を高めてくれる良いチャンスだとアクシスは考えています。
芸術に点数をつけるなんて…という意見もありますが、コンクールは貴重な実践の場(例えるなら練習試合のようなもの)だと思っています。(プロになるためのコンクール、オーディション的要素のあるコンクールもありますが、その話はまたの機会に…。ここでは、気軽に参加できる一般的なコンクール、プレコンクールについてお話ししたいと思います。)
「ライバルに勝つ!」「上位入賞!」と勝負にこだわってガツガツする人は(短期的には良い成果を手にすることができたとしても)、最終的にはあまり良い結果につながらないケースが多いように感じます。スポーツの世界でもバレエの世界でも、小さい頃から優秀で選ばれし天才、という子は稀にいますが、それよりも、自分の個性を活かし、手間と時間をかけて自分のペースで積み重ねていくことのほうが大事です。実際、海外へのスカラシップを賭けたコンクールでメダルは取れなかったけれど、審査員に個性を認められてチャンスをもらうことができた、というケースもよくあります。
誰かと比べるのではなく、自分のやるべきことに集中し、努力を続けるという経験は、その子の人生において確固たる自信と力になります。目をキラキラさせて「バレエが大好き!」と言わんばかりにレッスンしている生徒たちを見ると、先生たちも惜しみなくもっと教えてあげたい!という気持ちになります。みんなの力を最大限に引き出せるよう、先生たちも一緒に全力で頑張っていきたいと思います!
アクシスでは、やる気があって、ソロを1曲を踊れるくらい体力と実力がついてきた子は、本人が望むのであればコンクールにチャレンジさせてあげたいと思っています。先生たちはみんなの頑張りをいつも見ています!